Report 5 of 五十鈴川をきれいにする会



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五十鈴川をきれいにする会 Last Updated 2010-05-21

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●とき:2010.2.12 ●天気:はれ ●文:福田太志
 この日はとても寒い日になりました、冬の自然景観は少し寂しい気がしますが、五十鈴川の水は一段と澄み切り、鳥たちも集まり、岸辺には春を待ち冬をしのぐ木々の姿が見られました。五十鈴川は冬も素敵です。


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 新橋を下りて五十鈴川の岸辺を歩いているとアカメガシワの冬芽を見ることができました。
 冬になると多くの落葉樹は枝から葉を落としその後(葉痕)の上から冬芽を出します。冬芽は春を待つ木々の姿、力強いです。そして、じっくり近づいて見てください、何か顔のように見えませんか!


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五十鈴川は自然豊かな川なのでしょうか!?水は美しく、魚たちが泳ぎ、鳥たちが集う豊かな川といえるでしょう。しかし、昔はもっと豊かだったと地元の方は言います。昔の堤防は木の杭で仕切られ、植物が多い緩やかな水の流れの中で蛍などの水生生物がたくさん生息していたと・・・。しかし、私たちは農業用水の利用や祭事などのために河川工事(コンクリート三面工事)を行い、都合の良い川の流れを求め、今日の五十鈴川の姿をつくり出しました。そのため緩やかな流れを失い、たくさんの生物消えてしまいました・・・。昔のようにたくさんの生き物たちが住む「自然豊かな川」の姿を見たい!そして、美しい五十鈴川を次の世代へ残して行きたい!そんな思いから緩やかな流れをつくるプロジェクトがはじまりました。それは、自然に出来た河原に溝を掘り、小川をつくろう!というものです。機械は使わず人の手の出来る範囲で行っていきます。小川にたくさんの生物が生息し、昔のような豊かな川になりますように願いを込めて。

 今年は「生物多様性条約会議COP10」が名古屋で開かれる年、いろんな生き物が織り成す命の中で私たち人間も生きていると再認識し行動して行(生)きたいですね。


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<ゴミもあります>
 太陽の光をキラキラと反射し輝く五十鈴川の流れは時折ペットボトルなどのゴミが姿をみせます。人がいるところには必ずゴミが存在するのですね。河原の上を歩いていると乾電池や包丁、ビニール袋も発見することが出来ます。

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サギが飛ぶ

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